最近SNSで見かけた海外の健康系インフルエンサーが紹介していた、シーソルトスプレーを色々と試してみました。
以前から、海外の薬局などには、シーソルトスプレーが販売されており、原料は水、海塩、エタノールなど・・でした。価格は高いもので三千円近くする物も多くなかなか手に出せない物でした。
しかし、「自然な方法で髪量、髪質を良くしたいな」「美容院でやってもらうような、無造作でおしゃれなウェーブヘアにしたい!」 「市販のスタイリング剤は成分が気になる…もっと自然なものでケアできないかな?」 「髪にボリュームや動きが欲しい!」
そんな風に思っているあなたにおすすめなのが、「シーソルトスプレー」です。まるで海から上がってきたばかりのような、自然なボリューム感とラフな束感(ビーチウェーブ)を簡単に作れるアイテムとして人気があります。
市販品も多くありますが、実はこれ、自宅で簡単に自作できるんです!しかも、使う材料にこだわれば、天然由来成分でヘアケアも意識したオリジナルスプレーが作れます。
今回は、ミネラルが豊富で有名な宮古島の塩(特に「雪塩」がおすすめ!)を使った自作シーソルトスプレーの作り方と、髪の乾燥を防ぐためのアルガンオイルを使った重要なアフターケア方法まで、詳しくご紹介します。
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なぜ自作シーソルトスプレー? メリットは?
手作りを選ぶことには、いくつかの嬉しいメリットがあります。
- 自然由来の成分で作れる: 配合するものを自分で選べるので、余計な化学成分を避けたいナチュラル志向の方にぴったりです。
- 自分好みに調整可能: 塩の濃度(=セット力)や、好きな香りの精油を加えるなど、自分の髪質や好みに合わせてカスタマイズできます。
- 経済的: 材料を揃えれば、市販品を買い続けるよりもコストを抑えられる場合が多いです。
- ミネラルの効果も期待?: 宮古島の塩のようなミネラル豊富な塩を使うことで、その恵みを髪や頭皮に与えられるかもしれません。(※ただし、塩による乾燥作用もあるため、過度な期待は禁物。後述のケアが重要です。)
材料選びのポイント:こだわりの素材で差をつける
シンプルな材料で作れますが、質にこだわると仕上がりや髪への優しさが変わってきます。
- 【最重要】塩:ミネラル豊富な海塩を選ぶ 食卓塩(精製塩)ではなく、マグネシウムやカルシウム、カリウムなどのミネラルを豊富に含んだ海塩を選びましょう。海外の塩など様々な塩を調べましたが一番ミネラル量が多くおすすめなのが、ギネス認定されるほどミネラル含有量が多い「宮古島の雪塩」です。パウダー状で溶けやすいのも特徴です。他の産地の粗塩などでも代用できます。
- 水:精製水または浄水がベター 水道水でも作れますが、塩素や不純物を含まない精製水や浄水器を通した水を使うと、より髪に優しく、スプレーの持ちも良くなります。塩を溶かす際は、ぬるま湯を使うと溶けやすいです。私はミネラルを更に豊富にするために、ミネラルウォーターを買ってきて作っています。硬水の方がミネラルが豊富なので、エビアンの様な硬水を使用しています。
- 容器:清潔なスプレーボトル(霧吹き) 霧吹きタイプのスプレーボトルを用意します。100円ショップなどでも購入できますが、繰り返し使うなら、細かいミストが出るタイプや、遮光性のあるボトルがおすすめです。使用前によく洗い、乾燥させて清潔な状態にしておきましょう。
[おすすめのスプレーボトル]
キャップが浅いペットボトルには使えませんが購入した水のボトルにそのままスプレーヘッドをつけるタイプもあります。こちらだと塩を入れるだけで、すぐに使用できます。 - 【お好みでプラス】保湿成分や香り
- 保湿成分(少量): グリセリンや、洗い流さないトリートメントをほんの少し加えると、乾燥を和らげる効果が期待できます。(入れすぎるとベタつくので注意)
- エッセンシャルオイル(精油): ラベンダー、ローズマリー、イランイランなど、好きな香りを数滴加えると、使うたびに気分も上がります。髪に良いとされる精油を選ぶのも◎
個人的にはトリートメントは入れない方が良いかと思っています。ローズマリーは髪量などに効果がありオイルを入れておりましたが、オイルが分離したり腐りやすくなったりとあまりいいことがなかったです。ヘアオイルを濡れた状態で塗ってあげると更に良い状態になるので、後付けで香りなどは足してあげた方が良いです。
簡単!自作シーソルトスプレーの作り方 (基本レシピ)
【材料】 (作りやすい分量例:約100ml分)
- ぬるま湯(精製水または浄水)… 100ml
- 宮古島の塩(雪塩など)… 小さじ1/2~1杯 (※お好みで調整)
- (お好みで) グリセリン or 洗い流さないトリートメント … 数滴
- (お好みで) エッセンシャルオイル … 2~3滴
【作り方】
- 清潔なスプレーボトルに、ぬるま湯を入れます。
- 宮古島の塩を加え、ボトルをよく振って完全に溶かします。(溶けにくい場合は、別の容器で溶かしてから移してもOK)
- (オプション) グリセリン等を加える場合はここで混ぜます。
- 粗熱が取れたら、(オプション) エッセンシャルオイルを加えて再度よく振ります。
- 完成!冷暗所で保管し、早めに使い切りましょう(防腐剤が入っていないため、1~2週間目安。冷蔵庫保管推奨)。使う前には毎回よく振ってください。
★ポイント: 塩の量で質感が変わります。最初は少なめ(小さじ1/2程度)から試し、物足りなければ少しずつ塩を足して、自分の髪質や好みの仕上がりに調整していくのがおすすめです。
使い方:無造作ウェーブヘアを簡単に作る!
- 髪を洗い、タオルドライした後の湿った髪に使用します。
- 髪全体(特に中間~毛先)に、まんべんなくスプレーします。根元につけすぎると、頭皮が乾燥したり、ボリュームが出すぎたりすることがあるので注意。
- 手ぐしで髪全体に馴染ませ、手でくしゅくしゅと揉み込むようにしながら、自然乾燥またはドライヤーの弱風(ディフューザーがあれば尚良し)で乾かします。
- 乾かす過程で、自然なウェーブや束感が出てきます。
【重要!】使用後のケア:アルガンオイルでしっかり保湿
ここが髪質改善を意識する上での最重要ポイントです!
- なぜケアが必要?: 海水に触れた後の髪が少しゴワつくように、シーソルトスプレーは髪の水分を奪いやすく、乾燥を招く可能性があります。そのままにしておくと、パサつきやダメージの原因になりかねません。
- ヘアオイルで保湿:こちらは特にこれを使った方が良いというオイルはないですが、今お使いのオイルを自由にお使いください。
- アルガンオイルがおすすめな理由: モロッコ原産のアルガンオイルは、ビタミンEや必須脂肪酸を豊富に含み、保湿力が高く、髪にツヤを与えてくれる優れた美容オイルです。ベタつきにくいのも特徴。
- 使い方: スプレーを使ってスタイリングし、髪が乾いた後に、手のひらにアルガンオイルを1~2滴(髪の長さや量で調整)をよく伸ばし、毛先を中心に髪の中間まで優しく揉み込むようにつけます。根元付近は避けた方がベタつきにくいです。
[おすすめのアルガンオイル)]
(ホホバオイルや椿油など、他の植物性オイルでも代用可能です)。またお持ちのヘアオイルや香りが好きなヘアオイルもとても良いと思います。濡れている状態で髪に軽く馴染ませてあげてください。私も使っているヘアオイルはこちらです。
この一手間を加えることで、シーソルトスプレーによる乾燥を防ぎ、ツヤのある健康的な質感を保つことができます。
使用上の注意点
- 塩分濃度: 最初は薄めから試し、髪がゴワゴワしすぎない濃度を見つけましょう。
- 使用頻度: 毎日使うと乾燥が進む可能性があるので、髪の状態を見ながら、保湿ケアをしっかり行いましょう。
- 髪質: 乾燥毛やダメージ毛の方は、使用頻度を控えめにするか、保湿成分を多めに入れるなどの工夫が必要です。
- パッチテスト: エッセンシャルオイルなどを加える場合は、念のため腕の内側などで試してから使用しましょう。
- 保管方法: 防腐剤不使用のため、冷暗所(できれば冷蔵庫)で保管し、1~2週間を目安に使い切りましょう。異臭がしたら使用を中止してください。
まとめ:手作りスプレーとオイルケアで、理想のスタイルと美髪を両立
自作シーソルトスプレーは、宮古島の塩のような良質な材料を選び、アルガンオイルでのアフターケアをしっかり行えば、髪質改善を意識しながらおしゃれな無造作ヘアを楽しめる、メリットの多いスタイリング方法です。
作り方はとても簡単なので、ぜひ一度試してみて、あなただけのオリジナルスプレーを見つけてください。そして、使用後の保湿ケアも忘れずに行い、ツヤやかで健康的な髪をキープしながら、理想のヘアスタイルを楽しみましょう!